やり残したこと
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とある人に絶対見られることのないこの場所に残しておこう。
Aqours 4TH LOVE LIVE! SAILING TO THE SUNSHINE day2で起きた、いや、起こしたキセキ
Wアンコール
本来ならそれを喜ぶべきだった。仲間が成し遂げたキセキを称えるべきだった。
だが私の中で芽生えた感情は「悔しさ」だった。
私は仕事の都合と帰路の都合でday2には手を伸ばそうとすらしていなかった。
その代わり、先行抽選でday1が当選した時、私はその1日に全てを賭けた。
賭けたと言っても、チケットが取れたからと言って確実に行ける状態じゃない事が現実だった。それゆえ今までも現地参加は諦めていたし、もっと言えば諦めてた今までと比べても今回は1番条件が悪い。
だから覚悟を決めた。
手を伸ばそうともせずに諦めていた自分を否定する為に。
最高の思い出を作る為に。
自分で言うのもアレだが、それなりに仕事は真面目に向き合ってきたほうだと思う。4thに向けて更にチカラを入れてきたつもりだ。
休みが取れなきゃなにも始まらない。この1日の為に祝日と隔週の土曜休みをお盆過ぎからほぼ全部捨てて今の現場を進めていた。
Aqoursがいたからがんばれたんだって言える為に
実際にday1は最高の思い出ができた。
その為の準備は抜かり無かったつもりだった。
だから当然と言えば当然なのかもしれない。
やり残したことなどなかったはずだった
だが今ではこのザマだ。
ファンが起こしたキセキの輝きと、叫びの中に私はいないという現実
それに対する悔しさと嫉妬が渦を巻いた。
おかげで数十分前に聴いて涙を流していた曲を聴いてもなにも考えられない始末
自分で選んだ道だというのに我ながら情けない話だ。
ただ、もし私がその輝きの1部になれるチャンスがあったなら、
もし、そのキセキを呼んだ声の1部になれたチャンスがあったなら、
私はどうすることが正解だったのだろうか
私は4thにおいて、「やり残したこと」が生まれてしまった
その日と翌日にでてきた答えに納得のいくものはなかった。時に全てを裏切るようなものもでてきた。
だが、最終的にでてきた納得のいく答えはあっさりしたものだった。
今までやってきたことは間違ってない
もっと腕を上げて次こそは連休を勝ち取る
幸い4thで寂しさやいずれ来るであろう終わりを感じさせるものは微塵もなかったように思えた。
だったら簡単だ。何度だって追いかけよう。
次こそキセキの輝きの一部になれることを信じて
思い出って楽しいものだけじゃないのかもしれないね